スコーンといえば、○?△?それとも□?
横が割れた丸いスコーンは、ふんわり食感でたっぷりのクリームとジャムでいただく英国アフタヌーンティーのイメージ。
三角はザクザクした食感でちょっとドライ。チョコレートなんかが入っていて、コーヒーショップで見かけます

じゃあ四角は?というと、わかりません。
ふんわりもザクザクも、どちらの場合もあるかもしれません。
こんな感じに食事に合わせるときは、私は四角く焼くことが多いです。
ドロップタイプはどんなスコーン?
今回のスコーンは、このどれとも違うタイプ。
折り込み不要の簡単なドロップタイプ。型も必要ありません。
名前の通り、混ぜたらトレーにぼとっと落として焼くだけです。
成形しなくていい分、水分量を増やすことができるので、ふんわり、かつしっとり。
クロテッドクリームよりは、もう少し軽めのホイップクリームとよくあいます。
焼き菓子にいちごを使う時のポイント
シンプルなのもいいですが、ツヤツヤした苺の季節なので、ランダムにカットしてたっぷりのせます。
いちごの水分でべっとりするのはあまり好きではないので、あらかじめ砂糖をまぶして水分を出しておくこと。
こうすることで、焼き上がった時に苺周辺がベタつくのを抑えることができます。
出た水分は、牛乳に加えて一緒に生地に混ぜ込みます。苺の香りと味がとても強いので捨てるなんてもったいない!
水分量にもよりますが、生地にもほんのり香りがつくので是非入れてください。
時短技、必殺フードプロセッサー(またはミキサー)
BPと砂糖を混ぜた薄力粉にバターを混ぜ合わせる作業はとても時間がかかります。
考え事をしたいとき、または瞑想をしたいときにはぴったりな作業ですが、大体において急いでいる場合が多い。
ということで、そんな時に活躍するのがFP(フードプロセッサー)。
私はキッチンスペース等の諸事情により、一台で何役もこなす!的なものを使っていますが、とりあえず刃がついていて回転するならなんでもいいと思われます。
もちろんバターが溶ける暑い季節にはもっぱらこちら。あっという間に馴染みます。文明の利器って素晴らしい。
スコーンにのせるクリームはゆるくあわ立てて。砂糖はお好みで。
スコーンにものせますが、濃く入れたお茶にもたっぷり入れてクリームティーに。
この分量で焼くとかなり大きいので、半量または1/4 で作るか、残ったら翌日の朝ごはんとして楽しみましょう。
ストロベリー・ドロップスコーン
Course: スイーツCuisine: イギリス1
台分10
minutes20
minutes30
minutes一度にたくさん作れる、ふわっと食感のストロベリースコーン。
型も不要で簡単に作れます。
材料
- スコーン生地
薄力粉 300g
砂糖 75g
ベーキングパウダー 10g(小さじ2と1/2)
バター 150g
卵 150g(約3個)
Mサイズなら約50g、Lサイズなら60gほどあるはずなので少量余らせて最後に表面に塗る。牛乳 苺から出た水分とあわせて75g
- いちご
いちご 1パック
砂糖 25g
作り方
- いちごはヘタをとってランダムにカットし、砂糖をまぶしておく。
小さいものは半分に、大きめのものは1/4 カットにしています。 - ボウルに薄力粉・砂糖・ベーキングパウダーをあわせて偏りがないよう混ぜておく。
- 冷蔵庫から出したてのバターを小さいダイス状にカットして2. に加え、指先で擦り合わせるようにして馴染ませるか、FPで一気に混ぜる。
目安は軽く握ったら固まり、少しの力でバラバラにほぐれるくらい。 - 1.のいちごから水分が出てきているので、この水分と牛乳をあわせて75gになるよう計っておく。いちごは最後に生地に散らすので、ここでは使わない。
- 3. でバターを馴染ませた粉に、溶き卵と4.の牛乳を加えて粉気がなくなるまでざっくり混ぜる。
- ベーキングシートを敷いたトレーに生地を落として厚みを均一に整える。(2–3cmほど)
いちごを散らし、焼き目がつくように生地部分に余らせた卵を塗って180℃に予熱したオーブンで20分ほど焼く。
Recipe Video
Notes
- 卵の分量がぴったりで表面に塗る用に余らなければ潔くなしか、ベーグルの記事で紹介したようにモラセスでもOK。