あの映画やアニメに出てくるごはんやお菓子、気になりますよね?
登場人物が美味しそうに食べ物を食べるシーンを見ているとお腹が空いてくる人も多いはず。
この連載ではそんな画面の向こう側の世界や、それにちなんだメニューを美味しく再現していきます。
作品は私の独断と偏見でチョイスしていきますが、「これ食べたい!」、「あの作品もおすすめです!」なんでご意見があればInstagramでコメントを残してください。
知らなかった作品に出会えることを楽しみにしています。
『かもめ食堂』のシナモンロール
さて、記念すべき第1回目の作品は 「かもめ食堂」 。
知らない人はいないだろう作品ですね。
ぷくぷくしたかもめたちがのんびりと舞う港町、ヘルシンキ。そこに一軒の小さな日本食堂がある。その名も「かもめ食堂」。店主は日本人女性、サチエ(小林聡美)。近隣の人々がやってきて楽しく時を過ごし、食べるものは素朴だけれどおいしい。そんな場所をめざして始めた食堂だったが、開店当初のお客さんはぽつりぽつり。見慣れない日本人の女性がひとりでやる店を興味本位に覗く人はいましたが、来る日も来る日も誰も来ない日が続きます。メインメニューは「おにぎり」。でもさっぱり人気なし。そんなとき、サチエの前にミドリ(片桐はいり)とマサコ(もたいまさこ)というふたりの日本人女性が次々と現れ、やがてお店を手伝い始める…。
選んだ映画メシは、もちろん期待に違わずシナモンロール。
舞台はフィンランドですので、シナモンロールの成形もフィンランド式。
よくベーカリーで見かけるベーシックなうず巻き型とはちょっと違う、うず巻きが2個見えるタイプです。
動画で4種類の形のシナモンロールを紹介しているので、実際に作ってみようという方は参考にしてくださいね。
動画で巻き方をチェックする。
動画で生地の作り方をチェックする。
私がかもめ食堂風のシナモンロールを作る時は、シナモンだけじゃなく少しカルダモンを効かせたり、パールシュガーを表面に散らします。
甘いシナモンの香りは、日本大好きフィンランド人のトンミじゃなくてもコーヒーが飲みたくなるはず。
雪景色を眺めながら、暖かい部屋の中で湯気の立つコーヒー片手にシナモンロールを頬張る、理想のリラックスタイムじゃありませんか?
ちなみにIOC統計によると、2021年の世界の一人当たりのコーヒー消費量はフィンランドが第2位。
(1位はルクセンブルクです。)
全体的に北欧はコーヒーの消費量が他国と比較しても多く、寒い地域では熱いコーヒーは欠かせないものなのかもしれませんね。
たっぷりのコーヒーとあまーいシナモンロールを食べた後は、主人公のサチエみたいに泳ぐなり何なりして運動を忘れずに!