ティラミス風プリン|全卵と牛乳で作る、とろける食感|”す”が入らない作り方

柔らかなプリンにコーヒーを染み込ませたビスケット、さらにマスカルポーネをのせたちょっと贅沢なプリンです。
失敗の可能性を極限まで下げるために低温調理をするので少々時間はかかりますが、基本的にはオーブンにお任せです。

クリームチーズで代用しても、チーズ感が増して美味しくいただけます。
その場合は配合比率が変わるのでレシピをチェックしてくだい。

プリンは初心者向けお菓子?

いいえ、そんなことはありません。
確かに、全ての材料を混ぜたらカップに注いで焼く(蒸す)という、非常にシンプルな工程で心理的ハードルは低めです。
出来上がりを問わないのであれば簡単なのですが、目指す食感・味がある場合はかなり試行錯誤が必要なお菓子だと思います。
ざっと書くだけでも、

・卵と牛乳のバランス
・生クリームは使うか否か
・全卵?卵黄のみ?
・カラメルとプリンの甘味のバランス

などなど、色々な問題があります。
そもそも、固めプリンなのか、とろける系プリンなのかでも派閥が分かれるところですね。

マスカルポーネチーズとベストマッチなプリンは?

で、今回はティラミス風プリンを目指すわけですが、試作を重ねることプリン10個越え。
単体で食べて美味しいプリンにマスカルポーネをのせればOKというわけではないんですよね。
全てお腹に収めましたが、なかなかプリンな1週間でした。

ちなみに、たまたま売り切れだったので今回使用したのは上のモノトーンパッケージの方ですが、いつもは青いパッケージのものを使うことが多いです。

マスカルポーネはフレッシュチーズなので、発酵感柔らかめでそこまで味の主張は強くありません。
が、お味はこってり濃厚です。
これに卵濃いめの濃厚プリンを合わせると、濃厚&濃厚でひとつ食べ切るには厳しめの仕上がりに。
というわけで、全卵使用・生クリーム不使用に決定。

固さはというと、クリームチーズなんかよりも断然柔らかいマスカルポーネには、柔らかくなめらかなプリンの方が美味しく感じました。
また、コーヒーとチーズを合わせるにあたって”カラメルは不要”という結果になったので、プリン本体の甘みは若干強めです。

ここからは、プリンが固まる仕組みの私的解説です。
興味がない方にはどうでもいい話なので、さっさと作り方を!という方や、そんなの常識ですって方はレシピまでスキップ。↓

レシピを見る

プリンの大敵、”す”について。

憎っくきあのつぶつぶ。
細かいことは気しない性格ではありますが、プリンの”す”だけは許し難い…。
「あなたの温度管理はまだまだですね、ハァン」と嘲笑うかのように語りかけてくる、あのつぶつぶ。(被害妄想がすぎる)
カラメルソース入りなら凸凹に入り込んで、いっそう目立つんですよね。

とまあ、あんまり気にならない方も多いとは思いますが、舌触り(と、私の気持ち)にも影響するので、できるならご遠慮いただきたいものです。

そもそも、”す”ができる大きな原因は温度変化。
泡立てすぎてプリン液に気泡がある状態で焼くのは論外なので、ここでは省きます。
泡立ててしまっても、しばらく置いておけば泡は消えてくるので落ち着くのを待ってカップに分ければOKです。

もともと、卵が固まり始める温度は約60℃。
プリン液には、他に砂糖、牛乳が入っているので少々固まる温度は上がりますが、それでも水分の沸点である100℃よりは低い。
この温度差が悲劇を引き起こすもとです。

鍋でお湯を沸かす時をイメージするとわかりやすいと思うのですが、お湯が沸いてくると鍋肌に小さい気泡がついてきますよね。
ここまで温度が上がっていると、当然もうプリン液は固まっているわけで発生した気泡が閉じ込められて”す”の完成です。
ちなみに、さらに加熱を続けてプリン液がぼこぼこ沸騰しだすと、水分が分離してボソボソ・もろもろになります。

温度管理にはオーブンでの湯煎焼きがおすすめです。

以上のことを踏まえておすすめなのが、オーブンでの湯煎焼き。
私は、湯煎のお湯はプリン液と同じ高さまで入れるようにしています。

お湯がオーブンの熱からワンクッション置いてくれるので火がゆっくり入り、全体の温度のバラつきを抑えてくれるので均一でなめらかな食感にしてくれます。

湯煎の温度は絶対に60℃以下、50℃くらいが理想です。
焼き時間を短縮したいが為に高い温度で湯煎すると、もうその時点でプリン液が固まってしまいます。

ここまで読んでくれた皆さんはもうマスター・プリン。
フォースの力でなめらかプリンを作れます。(スターウォーズ見たことない方、ごめんなさい。)


最後に、バニラは以前も登場したこちらのバニラビーンズペーストを使っています。
ちゃんとビーンズが入っているのでとても香りが良く、加熱するお菓子の時にはよく使います。
あと、プリンの底にバニラのつぶつぶ(こっちは良い方)が見えると家庭のスイーツでも高級感が増すので単純に好きです。
お値段はエッセンスなんかに比べると高いですが、そこそこの回数使えます


レシピブログに参加中♪

ティラミス風プリン|全卵と牛乳で作る、とろける食感

Recipe by NinaCourse: スイーツCuisine: 日本, イタリア
200mlカップ

4

準備

5

minutes
焼き時間

50

minutes
トッピング

5

minutes
Total time

1

hour 

材料

  • プリン
  • 卵 3個

  • 砂糖 90g

  • 牛乳 450ml

  • バニラビーンズペースト 小さじ1/8

  • ティラミストッピング
  • マスカルポーネチーズ 80g

  • 生クリーム 40ml

  • 砂糖 20g

  • ビスケット 8枚
     マリービスケット使用。カップの大きさと近いものがおすすめ

  • 濃く入れたインスタントコーヒー、またはエスプレッソ 60ml
    (エスプレッソマシンがあるなら、ロングショットで60ml)

  • ブラックココアパウダー 適量

作り方

  • 卵と砂糖、バニラをボウルに入れ、卵白がしっかり切れて全体が均一になるように混ぜる。
  • 牛乳もボウルに加えて混ぜたらプリン液の完成。
    この時点で、できるだけ泡立っていないのが理想です。
    泡立ってしまっても常温でしばらく置いておくと大きな泡は消えるので、焦らなくても大丈夫。
  • 茶漉しで濾しながら均等にカップに分け入れ、アルミホイルでぴったり蓋をしておく。
  • 湯煎の温度は約50℃、プリン液と同じ高さまで入れる。
    高さのあるカップを使う場合は、取手まで金属製の浅めの鍋が便利です。
    グラつく場合は、底に布巾を沈めてからカップをおくと安定します。
  • 140℃のオーブンで45-50分。
    カップを揺すって、表面の揺れ方が均一なら焼き上がりです。
    真ん中だけ強く揺れるようなら、10分追加して様子を見てください。
  • トッピング
  • 生クリームと砂糖をボウルに入れツノが立つまでホイップする。
  • マスカルポーネを加えてさらにホイップ。
  • ビスケットをコーヒーに軽くつけ粗熱を取ったプリンに2枚ずつのせる。
    この時、本当にサッとつける程度にしないとビスケットが崩れます。
  • ビスケットの上に2.のクリームをのせ、茶漉しでココアパウダーを振りかけて完成。
    冷蔵庫でしっかり冷やしてお召し上がりください。

Notes

  • マスカルポーネをクリームチーズで代用する場合は、クリームチーズ60g:生クリーム60mlでお試しください。
    固いので室温に戻し、ホイップしてから泡立てたクリームに加えます。

Related Recipes

さくらんぼの季節|アメリカンチェリーのしっとりチョコレートマフィン、アイスクリーム添え

さくらんぼの季節|アメリカンチェリーのしっとりチョコレートマフィン、アイスクリーム添え

オレンジとチョコレートのレアチーズケーキタルト|サクサクのオートミールクラスト

オレンジとチョコレートのレアチーズケーキタルト|サクサクのオートミールクラスト

北欧・スウェーデン風のパンケーキで素敵な朝ごはんはいかが?|クレープみたいな薄いパンケーキ

北欧・スウェーデン風のパンケーキで素敵な朝ごはんはいかが?|クレープみたいな薄いパンケーキ

カリカリ、塩キャラメルのスコーン|基本のスコーン

カリカリ、塩キャラメルのスコーン|基本のスコーン